いぼがなかなか治らない

  • 2013.12.10 Tuesday
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一般的に盛り上がっているものをすべて「いぼ」と呼びますが、医学的にはヒト乳頭腫ウイルスの感染で起こる隆起性病変に対し、「いぼ」、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と表現します。ウイルス性疾患なので、そのウイルスに対する免疫ができないと治療しても繰り返し出てきます。通常の風邪として人ののどに感染するウイルスの場合、そこに血液中の免疫担当細胞である白血球がいっぱいいるので免疫ができて治りやすいのですが、皮膚にはあまり免疫担当細胞がいないのでそのままだとなかなか免疫ができず治りにくいのです。そこで、一般的には液体窒素で凍らせて、水ぶくれを作り、その時に出血し、免疫担当細胞がやってきて免疫が成立するのを期待する、という治療を行います。この方法で物理的に尋常性疣贅が取れても、免疫が成立しなかったら再発します。そういうわけで、ウイルスに対する免疫が成立するまで治療を繰り返す必要があるのです。

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